2025/07/18

Leu Wijee + 和田ながら『massageXgossip』試演会&ワークショップ『アーティスト・マッサージ・パーラー』

今月4日からは城崎国際アートセンターに滞在しています。昨年のADAMアーティストラボで出会ったレウ・ウィジェとの『massageXgossip』プロジェクトが、さまざまなアジアの都市をめぐるリサーチを経て、いよいよ本格的なパフォーマンスをクリエイションする段階にまでやってきました。

8月9日(土)には試演会を予定しています。また、試演会に先駆けて、近々のお知らせとなってしまいましたが7月19日(土)と23日(水)にワークショップ『アーティスト・マッサージ・パーラー』&オープンスタジオを開催します。わたしたちが旅の間にコレクションしてきたマッサージグッズたちにも触れていただけます。

たくさんの方に、レウ・ウィジェにも出会ってほしいとも思っています。ぜひ気軽に、城崎の外湯を楽しみがてら、ぜひお越しください。


レウ・ウィジェ + 和田ながら
『massageXgossip』試演会
https://kiac.jp/event/3480/

インドネシアの振付家レウ・ウィジェと、京都を拠点に活動する演出家和田ながらという異なる背景を持つ二人が、2024年のバンコクと台北でのADAMアーティストラボから取り組むコラボレーション。
マッサージとゴシップを「動き」と「語り」というパフォーマティブな要素として掛け合わせ、その関係性に着目しながら、台北、インドネシア、そして城崎温泉街においてリサーチを実施。互いの文化や言葉、そしてダンスと演劇という異なる芸術領域を横断し、新たな表現言語を探求する。
試演会では、約1カ月にわたるレジデンスの成果として、創作中のパフォーマンス作品を発表する。観客との対話を通じて、今後の展開へとつなげていく。

共同演出・振付、出演|レウ・ウィジェ、和田ながら
出演|石田ミヲ、内田結花、ダニ・S・ブディマン
ドラマトゥルク|ホァン・ディンユン
音楽|Demans

日時|2025年8月9日(土) 16:00
会場|城崎国際アートセンター
料金|無料
言語|日本語、英語、インドネシア語
助成|公益財団法人セゾン文化財団、National Culture and Arts Foundation (台湾)

ご予約・託児希望(開催1周間前まで)はウェブサイトより
>> https://kiac.jp/event/3480/

★★★ワークショップ『アーティスト・マッサージ・パーラー』&オープンスタジオ
https://kiac.jp/event/3499/

滞在制作中の作品『massageXgossip』創作のためのリサーチとして、KIAC館内にてアーティストによる期間限定のマッサージ・パーラーをオープンします。
ワークショップは予約制で、1回に2名まで体験できます。
同日、オープンスタジオも同時開催しており、アーティストが集めたマッサージグッズを試したり、創作について聞いたりすることができます。こちらは予約不要ですので、お気軽にお越しください。

<アーティストメッセージ>
マッサージとゴシップ。一見すると関わりのなさそうなふたつの要素ですが、実は、どちらも「誰かに触れること」について人間が編み出しためちゃくちゃ重要な技術なのではないか? というのが、わたしたちの今の考えです。そして、このふたつの要素を、ダンスと演劇というふたつの方法で遊んでいったら、すごくおもしろいものができてしまうんじゃないか? という予感があり、この「massageXgossip」プロジェクトに取り組んでいます。
このワークショップでは、マッサージのように参加者のみなさんの身体に触れさせていただきつつ、みなさんの日常についてのちょっとしたお話を聞かせてもらいたいと思っています。たとえば、人間関係やお仕事でのお悩み、気になるニュース、最近あったバッドなこと、などなど、ささいなことでかまいません。もちろん、とっておきのゴシップがあればぜひ(秘密は守ります)。
スタジオもオープンしていますので、ふらっと来ていただいても大丈夫です。わたしたちがこれまでの旅で集めてきたマッサージグッズを試しに使ってみてもらったり、リサーチについておしゃべりもしたいなと思っています。

日時|
2025年7月19日(土)
[ワークショップ] 14:00/15:00/16:00/17:00 
[オープンスタジオ] 14:00~18:00

2025年7月23日(水)
[ワークショップ] 17:00/18:00/19:00/20:00
[オープンスタジオ] 17:00~21:00

※ワークショップ:各回45分程度
※オープンスタジオ:時間内入退場自由

会場|城崎国際アートセンター
料金|無料
対象|どなたでも
持ち物|動きやすいパンツスタイル
特記事項|
・本ワークショップでは、接触を伴う身体を使ったエクササイズを行います。治療目的の医療(類似)行為は行いませんので予めご了承ください。
・ワークショップの中でお聞きした内容やエピソードは、了承を得た上で、新作公演にて使用させていただく可能性があります。
・ワークショップのご参加にあたり、簡単なカウンセリングシートにご署名いただきます。
・ワークショップは時間ごとの予約制ですので、お時間には余裕をもってご来場ください。

2025/06/29

pici pici

 昨年のADAM Artist Labで出会ったインドネシアの振付家レウ・ウィジェと和田ながらのプロジェクト「pici pici(ピチピチ)」のパフォーマンスとアーティストトークが7月1日(火)・2日(水)にジョグジャカルタ・IFI Yogyakartaにて行われます。人間のいとなみとして古い起源をもつ「マッサージ」に着目し、和田も今月19日から現地に滞在しリサーチとリハーサルを重ねてきました。和田はドラマトゥルクを担い、アーティストトークにも出演します。もしお近くにいらっしゃいましたらぜひお運びください。

pici pici Performance

July 1, 2025, 7:00 PM (WIB) + Artist Talk
July 2, 2025, 7:00 PM (WIB) + Artist Talk

Location: Auditorium IFI Yogyakarta,

Reservtion form >>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfQhM1fKqxwsRH9EXw1M5vjSJOgJFHei4CIKPMHxnwLr3szwA/viewform

2025/04/14

メンターをつとめます

アートセンターBUGが主催するアートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」で、和田ながらがBプログラムのメンターをつとめます。
プログラムBでは、参加者それぞれの「企画」とそれを他者に伝えるメディアである「企画書」をピアレビューやメンターとの壁打ちでブラッシュアップしていきます。参加者の企画の中から、2026年にBUGで開催される企画が選出されます。和田のほかに、インディペンデントキュレーターの池田佳穂さんもメンターです。

昨年度の「CRAWL」ではオンラインレクチャーの講師をさせていただき、自分にとっても演出家という仕事を整理する重要な機会となりました。今年はメンターとして参加者の皆さんとコミュニケーションできることを嬉しく思います。6月から9月までの3ヶ月間じっくりと、「よい企画」について一緒に考えましょう。参加費無料、5月30日(金)18:00まで参加者募集中です。

応募詳細>>
https://bug.art/project/crawl-2025/

2025/04/09

ポッドキャストはじめました!

劇作家の兼島拓也さんと和田ながらがポッドキャスト「愛でたいことばのガラパゴス!」をはじめました。

ひと月に一冊のファッション雑誌をすみずみまで読み込み、誌面のさまざまな言葉をピックアップしておしゃべりする番組です。ファッションは詳しくないふたりですが、演劇の現場で言葉をあつかう職能ならでは(?)の視点で、ファッション誌のボキャブラリーをひもといていきます。初回はViVi 4月号を取り上げました。今後、7のつく日に配信していく予定です。

愛でたいことばのガラパゴス!
https://open.spotify.com/show/6bCHdErfuYsSqfnMoz1hKx?si=930cae18399243a3

那覇文化芸術劇場なはーとで上演した『声』からのご縁が、まさかポッドキャストにつながっていくとは、と少し驚きですが、楽しくやっていきたいと思います。ふとしたスキマ時間のお供に、ぜひお聞きください。

2025/03/03

タイ・バンコクのワークショップに参加します

タイ・ バンコクにて開催されるBIPAM(Bangkok International Performing Arts Meeting)にて、Future Dictionaryのワークショップに和田ながらがスピーカーとして参加します。Future Dictionaryは上海拠点のキュレーター、アーティスト、リサーチャーであるオフェリア・ジアダイ・ホァンがKYOTO EXPERIMENTと共同で立ち上げたプロジェクトです。今回のワークショップでは、東アジアおよび東南アジアのアーティストが集まり、対面でセッションをします。これまでオンラインでの交流が多かったプロジェクトですが、いよいよ対面でじっくり話ができるチャンス、そして昨年ADAM Artist Labで旅したバンコクへの再訪、とても楽しみにしています。

Future Dictionary Workshop
https://www.bipam.org/2025workshops
16 March 2025
10.00 - 12.00
Goethe-Institut (Bangkok)
*Full Pass Holders only

2025/02/09

チューバリサイタルの演出をします!

「ごろつく息」や「2つの3つのロマンスともう一つのロマンス」でコラボレーションを重ねてきたチューバ奏者の坂本光太さんとまたご一緒できることとなりました。3月18日(火)、東京オペラシティのリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー):バッハからコンテンポラリーヘ[270]坂本光太(テューバ)」にて、和田が演出をつとめます。
すでに「ごろつく息」で発表したグロボカール〈エシャンジュ〉に加え、久保田翠さん作曲の〈あるチューバ/テューバについての物語〉、山﨑燈里〈黒い帯〉、カーゲル〈アーテム 〉などさまざまな現代曲を演奏予定。そして、坂本さんとの新作も鋭意制作中です。音楽については素人ですが、戯曲のように楽譜を精読していくことでわかっていくことがたくさんあり、新鮮です。ご予約受付中。ぜひお越しください。

B→C バッハからコンテンポラリーへ
270 坂本光太(テューバ)

日程|2025年3月18日[火]19:00
会場|東京オペラシティ リサイタルホール
出演|坂本光太(テューバ)
共演|杉山萌嘉(ピアノ)*
   長洲仁美(パフォーマンス)**
   山﨑燈里(パフォーマンス)◎
   和田ながら(演出)☆
   甲田 徹(音響)◇

曲目|J.S.バッハ:カンタータ第12番《泣き、歎き、憂い、怯え》BWV12から「シンフォニア」*
   J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV1030b *
   久保田 翠:あるチューバ/テューバについての物語(2021/24)*/☆
   山﨑燈里:黒い帯(2021)*/◎/☆/◇
   和田ながら/坂本光太:新作(2025、世界初演)★/◇
   カーゲル:アーテム (1970)**/☆/◇
   グロボカール:エシャンジュ(1973)**/☆/◇

ご予約・詳細
>> https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=16418

2025/02/08

ねるneru企画の鑑賞のイベントに参加します

ねるneru企画による鑑賞のイベント、『ぐねる』に和田が参加します。ご一緒する作家は漆工の浅倉由輝さんと現代美術の吉浦嘉玲さん。そして、和田の企みに俳優の諏訪七海さんと米川幸リオンさんをお誘いし、場所と作品と鑑賞者という磁場に演劇からやってきた人間がどう介入することができるのか、繊細かつ大胆な作戦を楽しく練っているところです。
受付時間指定の予約制のイベントで、枠がそんなに多くないため、ご来場ご検討いただける場合は早めのご予約をおすすめいたします。また、ぜひじっくり滞在するつもりで前後のご予定を立てていただけると嬉しい。

ねるneru企画
『ぐねる』『トンネル』
https://neru.uh-oh.jp/

会期①『ぐねる』

参加作家|吉浦嘉玲、浅倉由輝、和田ながら
俳優|諏訪七海、米川幸リオン
日程|2月22日(土)、23日(日)、2月24日(月・祝)
会場|OAG Art Center Kobe (OAC)
   〒658-0003 兵庫県神戸市東灘区本山北町6丁目17−32

*詳細、ご予約方法等はウェブサイトをご覧ください。
https://neru.uh-oh.jp/event/