演出助手募集!

※募集は終了いたしました。


演出家・和田ながら(したため)の演出助手を募集します。京都を拠点に、さまざまな分野のアーティストと共同作業をおこない、他地域での公演も多い和田のクリエイション現場に興味がある方は、ぜひご応募ください。


【募集内容】

職種|演出助手

人数|1名~3名程度*予定

業務内容|稽古および本番の立ち会いと補助、稽古内容の記録、
     技術スタッフとの調整、そのほか作品のクリエイションに伴う業務

条件|18歳以上。舞台芸術作品に携わった経験があること(演出助手は未経験でも可)。
   今後も舞台芸術に関わる意志があること。

場所|リハーサルは主に京都市内の稽古場にて行います。
   上演場所は作品により異なります。

報酬|勤務条件及び業務内容によってお支払いします。

期間|作品ごとに相談・調整 ※現時点で2021年7月、8月、10月に公演予定あり

交通費|実費支給(上限あり)

応募フォームhttps://forms.gle/xiAvFnsk2Lga46Vi8

応募締切|5月23日(日)23:59

採否決定まで|応募締切後、全応募者と対面もしくはオンラインで面談をおこないます。
       5月末日をめどに、採否を決定いたします。

お問合せ|info.shitatame@gmail.com


【募集にあたって】

京都を拠点に活動している演出家の和田ながらです。いままで自分が演出をつとめる現場で演出助手についてもらったことがないのですが、このたび、公募することにしました。

わたしは大学生の時、先輩や先生の現場に演出助手として参加していました。木ノ下歌舞伎、KUNIO、マレビトの会。もう10年以上前ですが、その時期にあちこちの稽古場で吸収したあらゆる成分がいまの自分のクリエイションの栄養になっていることを、最近とみに実感しています。自分の稽古場でのあれこれ、作品で大事にしているそこかしこに、当時学んだことが織り込まれています。空間を長く共にすることの影響はまったく馬鹿にできません。

その後、自分が演出家として活動しはじめてからは演出助手業から遠ざかっていましたが、それにともなって他の稽古場から学ぶ機会が少なくなっていることがやや気になっていました。このまま自分の稽古場ばかり繰り返しているだけでは、どこかで行き詰まるんじゃないかしら? と不安になりはじめたころにチェルフィッチュの演出助手公募を見つけ一も二もなく応募し、2019年からチェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム』シリーズに演出助手として関わることになりました。岡田利規さんの稽古場は刺激に満ちていて、「あ~恥ずかしがらずに飛び込んでよかったホント!」と、自分のナイス判断をあらためて讃えています。

自分の作品や稽古場がひとにどんな影響を与えるのかはわかりません。でも、クリエイションの場で行き交う情報量は膨大であり、上演に接するだけではまったく見えない壮大な寄り道や地道な開拓に付き合うことそのものに、贅沢さがあるように思います。それは保証します。また、演出助手は作品内容へのプランニングに直接携わるわけではありませんが、充分にクリエイティブな役まわりです。わたしは自分が演出助手である時にそれを誇りに感じてきましたし、自分の現場の演出助手のことをそのように尊重したいと思っています。

演出家や俳優やダンサーや制作者あるいはテクニカルスタッフなどが普段とは違う立ち位置でクリエイションの一員になる、という機会として、和田ながら/したための演出助手を捉えていただいてもいいかもしれません。とりあえず一作品だけ、という感覚でもよいですし、複数の作品にわたって長めに入ってみたい、というご希望があれば、ぜひご相談できればと思っています。

新しい、あるいは、ふたたびの出会いを、楽しみにしています!

和田ながら(したため)

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