2018/09/04

『文字移植』走りきりました!

こまばアゴラ劇場での『文字移植』公演、無事に終演いたしました。千穐楽ではなんとダブルコールまでいただき、感激しています。ご来場くださったみなさま、さまざまなかたちで応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
『文字移植』は、初演と再演あわせてみっつの都市を巡り、したため史上最もたくさんの方にご覧いただくことができ、名実ともに代表作になったと感じています。特に今回の東京で追加公演まで出来たことは、今でもにわかには信じられない幸福でした。

怪我も事故もなく公演を走りきれたのは、ストイックな俳優陣のたゆまぬ努力と強靭なタフネス、そして繊細な仕事を精度高く実現してくれたスタッフの集中力のおかげです。すばらしいチームでした。劇場主催公演として、初めて東京に乗り込むしたためを受け容れてくださったこまばアゴラ劇場のみなさんにも、本当に助けていただきました。ポストパフォーマンストークにご登壇いただいた6人のゲストのみなさんからはいろんな視点からコメントをいただき、あらためて自分にとっての「演出」とはなにかを考えることができたのもまた喜びでした。

感謝の気持ちというのはいつだって満足に伝えきれるものではありませんが、それでもひたすら、今はただただ、したための『文字移植』に触れてくださったすべての方々に、感謝申し上げます。ありがとうございました。これからも、おそれずひるまず、あたうるかぎり真摯に、作品をつくっていきます。

ああ、こんなに豊饒な旅をさせてくれる多和田葉子さんの言葉と声に、同時代に生き表現にかかわるひとりとして出会えて、よかったなあ。


中西理さんがご自身のブログに『文字移植』の劇評を掲載してくださいました。
自分の作品を文脈に位置づけられる、という経験は、新鮮な感触です。ぜひご一読を。
http://simokitazawa.hatenablog.com/entry/2018/08/13/144811

0 件のコメント:

コメントを投稿