2016/08/30

共同企画は、展示に続きます。

「わたしは、春になったら写真と劇場の未来のために山に登ることにした」全5ステージ、無事に終演いたしました。ご来場くださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

『石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ』、『家族写真』、写真家、演出家、振付家、ダンサー、俳優。劇場での5日間は、多彩なメンバーがお互いに触れあう境界のコントラストを高めることとお互いの境界を溶かしあうこと、相反するふたつの現象がふしぎに両立していた時間だったように思います。
きっかけとなったDance Fanfare Kyotoへの応答としても、確かな感触がありました。

守屋さんとの共作は、最初はどうなることやら、というところから歩きはじめて、倉田さん・前谷さんとのダブルビルであること、その緊張感や均衡も感知しながら、ふたりでひたすらおしゃべりしまくる道連れのうちに、もともともっていた共通の関心が隆起して、そこに佐藤健大郎さんと飯坂美鶴妃さんが加わって珍道中、ダイナミックなうねりを最後は駈けあがるようにして、見たことのない奇妙な風景の中にぽろんと飛び出してしまった、という感じ。ハラハラした。そして、代えがたく豊かでした。

公演は終わりましたが、今年度中をめざして展示をおこなう予定です。詳しいことが決まり次第、お知らせします。2組の共作、次なるプロセスはどのようにはじまっていくのか。引き続き、どうぞご注目ください!

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