「よいにおい」、無事に最後のパフォーマンスも終了いたしました。
今回のパフォーマンスは、ほんとうに偶然いただいた機会でした。はじめて行く場所/はじめて出会う人との刺激を浴びながら、自分がこころみたいことに真摯に向かうことができたように思います。そしてそのこころみというのが、実は「したため」という名前に深く結びついていることを、くっきりと確認した、そんな日々でした。
日々のこと、日々の身体のことを、つぶさに見つめること。そしてそれを記述しようとすること。そして記述しそこねること、そのとりこぼすなにかを、それでもどうにかして言葉と身体でとらえようとすること。そして、お客さまのひとりひとりとたしかに関係を結ぶために、その宛先を誠実につづること。
それを「したためる」と呼んでみよう。そう思いました。
観にきてくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。
この作品について、いろいろなお話ができたこと、忘れません。
そしてカオスの間を味わってくれることが、とても嬉しかったのでした。
そして、当初は30分にも満たないだろうと想像していたものの、
ふたをあけてみれば40分を超えるパフォーマンスを、(しかもソロを)
上演のたびにあたらしく取り組んでくれた鴨嶋さんには感謝がつきません。
そして、並行して参加していたゲッケン・オルタナ・アートセレクション「どこか、いつか、だれか」も無事に終了いたしました。こちらの現場でもたくさんの出会いがあり、考えることも多く、とても貴重で充実した時間でした。
場所や、ひと。2011年6月にむすんだいくつもの縁が、これから先も幸福なかたちで続いていくことを、ほとんど疑っていません。
したため。
次の作品発表は年末を予定しています。
どこへいこうとするのか、どこまでいけるのか、したためるという欲望によって。
和田
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