『祖母の退化論』三重公演

https://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/651707524275470336/sobonotaikaron

原作|多和田葉子(『雪の練習生』より)
演出|和田ながら(したため)
出演|布施安寿香(SPAC)

かつてサーカスの花形だったホッキョクグマの「わたし」は、ひょんなことから自伝を書きはじめた――俳優・布施安寿香が、奇妙で軽やかなユーモアにあふれる小説「雪の練習生」の第一章「祖母の退化論」をひとり芝居で上演します。
2020年12月に京都木屋町・UrBANGUILDにて初演、2021年3月に静岡の人宿町やどりぎ座にて再演した作品の三重公演。

※演出家のための合宿企画「Belleville Camp21 d'été 」併催。詳細はこちら


初演の劇評より
「進化が良いとか退化が良いとかそういう単純な話ではなく、変化の中で生きていかざるをえない、そういう「わたし」が舞台上に居た。個人的な記憶が「わたし」の物語の上に載っていく感覚は、多和田の小説を読んでいる段階ではなかったものである。」

「生きていかざるをえない「わたし」の物語」(岡田蕗子)より一部抜粋。
国際演劇評論家協会日本センター関西支部「Act29」(2021年3月31日発行)掲載
https://aictact2018.wixsite.com/act29


日程
2021年7月
16日(金)19:30
17日(土)19:30
*上演時間 約115分
*受付開始・開場ともに開演の20分前

会場|Théâtre de Belleville(514-2113 三重県津市美里町三郷2104)
https://theatre-de-belleville.tumblr.com/access

料金|一般 2,000円
   美里割 1,000円
   25歳以下 500円
   18歳以下 無料
*日時指定・全席自由
*美里割=美里在住、在学、在勤者対象(当日証明できるものをご提示ください)
*津あけぼの座劇場支援会員対象公演

ご予約フォーム
https://theatre-de-belleville.tumblr.com/reserve

※感染症拡大防止策を講じながらの上演となります。今後の状況をふまえ、上演や受付開始時間などが変更または中止になる場合があります。詳細は以下のページをご参照ください。
https://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/614789781066498048/stopandsafe

音響|甲田徹
照明|神谷怜奈(神谷オフィス
舞台監督|吉見亮
演出助手|濱吉清太朗

 ●プロフィール

©Takashi KATO

布施安寿香 ふせ・あすか
2002年ク・ナウカシアターカンパニー(現在活動休止中)入団、2006年より静岡県舞台芸術センター(SPAC)に所属し、国内外の演出家の作品に主要な役で出演している。主な出演作品は『アンティゴネ』『ハムレット』『夜叉ヶ池』(演出:宮城聰)、『メナム河の日本人』(演出:今井朋彦)、『かもめ』(演出:鳴海康平)、『室内』(演出:クロード・レジ)、『ガラスの動物園』(演出:ダニエル・ジャンヌトー)など多数。

和田ながら わだ・ながら
2011年2月に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。主な作品に、作家・多和田葉子の初期作を舞台化した『文字移植』(2016)、妊娠・出産を未経験者たちが演じる『擬娩』(2019)がある。2015年、創作コンペティション「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.5最優秀作品賞受賞。2018年、こまばアゴラ演出家コンクール観客賞を受賞。2018年より、京都木屋町三条の多角的アートスペース・UrBANGUILDのブッキングスタッフとして俳優によるパフォーマンスシリーズ「3CASTS」を企画する。2020年より鳥公園アソシエイトアーティスト。NPO法人京都舞台芸術協会理事長。2021年度セゾン文化財団セゾン・フェローI。

お問合せ|memoirsofapolarbear@gmail.com

主催|合同会社第七劇場
共催|布施安寿香、和田ながら
助成|公益財団法人セゾン文化財団


0 件のコメント:

コメントを投稿